今回は、いつもの10mロープを使って人を背負う方法をご紹介します。
過去記事 ロープ
今朝5歳さんを背負ってみて、とっても良い感じだったのでお願いしたかったけれどお幼稚に行きましたので、『抱っこ抱っこ』の1歳さんに要請しました。
10mでは長すぎるし、ロープ1本に体重が掛かると痛いので、半分にして使います。
実は私も旦那さんに背負って貰いまして、私は全く痛くありませんでしたが旦那さんは肩が痛いわぁと言っていました(笑)
それはそうですよね。
大人を背負う時は両肩にタオルを乗せたり、背負う相手の太腿〜お尻周りにバスタオルなど畳んで敷いてあげたりしましょう。
又は普通のおんぶの補助的な役割として利用しても良いですね。
では、実践です。
まずは両脇の下に背中側からロープを通します。
この時、ロープの左右の長さが同じになるように調整します。
背負う相手の胸の前でロープを合わせてしっかり持ち…
片方の肩で背負います。大人の場合も背中に乗せて、相手の腕が自分の両肩から出るようにします。
この下の写真よりもっとしっかり相手を上に上げた方が良いです。相手の脇と自分の肩の高さが同じくらいになる方が、背負われる側も楽です。
相手の右脇の下から出ているロープは自分の右肩に、左脇の下から出ているロープは自分の左肩に来るようにしたら、片方のロープを脚に挟んで相手がずり落ちるのを防ぎロープが緩まないようにします。
左右どちらのロープでも良いですが、今回は右肩のロープから締めていきますね。
すると、相手のお尻の下でロープがXになってクロスしている状態になります。
太腿に食い込んでいるように見えますが、服の上からだとそこまで痛くないです。私はお肉たっぷりなので、全く痛くありませんでした(笑)
大人の方を背負う場合、痛そうならばタオルを入れてあげてください。
我が家の旦那さんは私を背負って家の中をウロウロ…もし私が捻挫をしたり怪我をして動けなくなったら近くの病院まで運んで下さいな。とお願いしておきました。
ちなみに、私が5歳さんを背負ってみたら背中にしっかり密着するからなのか意外と重く感じませんでした。腰も痛くない。それどころか、軽く駆け足してみましたけれど、あまり揺れずに走りやすかったです。
エルゴベビーなどの抱っこ紐は、2歳くらいまでしか使えないのかな?
対象年齢以上の人を背負って、途中でちぎれたら困りますね。
このロープは耐荷重900kgなので、まず誰を背負ってもちぎれる心配無し。
歩けない状態の人を病院へ徒歩で連れて行く、避難所へ移動する、など覚えておくと誰かを守る事が出来るだけでなく、自分の両手が空くので、自分自身を守る事にもなります。
何度か練習すれば結構早く背負えるようになるので、覚えておくといざという時に慌てずに済みます。
ロープが無く緊急の場合は、防炎効果などもあるような厚めの遮光カーテンなどの家にある比較的丈夫な布を切って、5〜6mになるように繋いで使っても良さそうな気がしますが、強度について全く詳細が分かりませんので自己責任でお願いします。
そして繋ぐ時には解けないようにしっかりと結びましょう。
また長さは小さな子供なら4〜5mで十分足りますが、背負う側&背負われる側が大きければ大きいほど、ロープの長さはもっと必要になります。
今回の地震で道路がグニャグニャになったり、液状化したり、台風や大雨洪水で冠水したり…猛烈な力で襲ってくる自然災害では足場が悪くなりやすいです。
移動をする際にはくれぐれも怪我に気を付けて下さいね!
最後に要注意‼︎‼︎‼︎
この背負い方を二重ロープで行うのは、あくまで緊急用として下さい。
長時間背負い続けるのは良いことには思えませんので、あくまでも『近場の安全な場所までの移動手段』と考えておきましょう。
今回は夜に大きな地震が起きて、部屋の中で物が散乱して停電している中、おんぶ紐を探したけど直ぐに見つからず、とりあえず避難リュック背負って子供を抱っこして避難所へ向かった方もいるのではないでしょうか?
おんぶ紐をリュックに入れておくには嵩張り過ぎて現実的ではないですよね。
ロープをリュックに入れておくか、玄関にリュックと一緒に置いておけば背負う以外にも色々使えますよ。
ロープワークの過去記事
5歳さん帰って来て、自分も載せてよーと騒ぐので背負ってる写真だけ貼っておきます(笑)
しっかり背負えているので、とっても楽です。