余震の回数を数えるにあたっては気象庁のウェブサイトを参照しました。
●北海道胆振東部地震
1日目 57回(震度2以上)
2日目 17回(以下、上に同じ)
3日目 11回
4日目 4回
私の場合は普段震度1だと気付かないことも多いですし、気付いてもめまいと間違えることも。
震度2以上ですとさすがにハッキリ揺れに気が付きます。
2日目以降はグンと回数が減りましたが、それでも1時間に1回程度の揺れを感じるのは恐怖しかないですね。
あくまで、震度2『以上』なので、この回数の中には当然『震度4』など大きな揺れも含まれていますこともお忘れなく。
●大阪北部地震
1日目 8回(震度2以上)
2日目 6回(以下、上に同じ)
3日目 2回
4日目 0回
最大震度6弱。私の住んでいる地域の大型地震の発災時の予測も6弱なので、『最低でも』3日間はお湯を沸かしたりは避けたい理由の根拠の1つにもしています。
要は、自分の住まいが震源地(それはまず無いけれど絶対という事は無いので)で震度6弱があった場合はこんな感じなのかなということ。
●熊本地震
1日目 76回(震度2以上)
2日目 32回(震度3以上)
3日目 57回(震度4以上)
4日目 35回(震度3以上)
5日目 24回(以下、上に同じ)
6日目 14回
7日目 8回
※熊本のみ
夜の9時半頃の発災なので、『1日目』は2時間半の間に起きた回数ということ。
生きた心地がしないですよね。
さらに、この地震では本震と思われていた最初の地震が実は前震で、後からさらに大きな地震が起きたのも印象的です。
2日目、3日目と数えた震度を変更してあるのは、気象庁のウェブサイトでは100回以上は表示されなかったため。
つまり、2日目の震度2以上を調べようとすると100回以上あるので表示されないので正確な回数が分からず、震度3以上で数えました。
同様に3日目の震度3以上を調べようとしても100回以上なので震度4以上で数えたということです。
それだけ余震が多く、また規模も大きいものが多発しているのが分かります。
発災から1週間経っても、震度3以上が1日に8回もあったということは、避難生活でお湯を沸かしたりするのは、恐る恐るだったことかと思います。
●東日本大震災
1日目 53回(震度4以上)
2日目 16回(上に同じ)
3日目 25回(震度3以上)
4日目 17回(以下、上に同じ)
5日目 18回
6日目 17回
7日目 13回
※岩手〜茨城のみ。
言わずもがな、これまでとは明らかに違う超大規模な地震でした。揺れた範囲も広かったですよね。愛知県に住む私も揺れをハッキリ感じました。
1日目は震度3以上が100回以上ということで、熊本の3日目と似ていますね。
テレビの画面上に地震速報が流れるのをしょっちゅう見た記憶が鮮明にあります。
こんなにも揺れを感じると船酔いのようになってしまいそうで、体調を崩した方もいらしたのではないでしょうか。
発災から1週間経っても揺れ続け、その後もしばらく揺れがない日は来ませんでしたね。
南海トラフや首都直下型など、これから必ず来ると言われている超大型地震の本震では生き残ったとして、その後の避難生活でも揺れ続ける中、怪我や火傷などの外傷のリスクを減らし、少しでも精神的負担を減らしたいと私は思っています。
なので非常食やライトなどの備蓄も大事ですが、まずはなるべく家の中を安全にすることが重要です。
これらの大きな地震では、家屋の倒壊もありましたがよく考えるとその殆どが築年数がそれなりにある木造家屋だったと思います。
1981年以降は建築する際の基準が地震に強い基準に変わったので、それ以降に建てられたお家は傾きなどはあっても屋根が落ちたりして閉じ込められるような事態は少ないと感じています。
ましてやマンションなどの土台もしっかりとした建物が崩れている光景はテレビではまず見かけませんでした。
1階部分に壁がなく駐車場などになっているようなピロティ形式のマンションは地震に強くないようですが、1階部分にも居室がある場合は土台がしっかりしているので震度6などで倒壊することはまず無いと考えて大丈夫だそうです。
地震大国ですからね。比較的新しいマンションやビルなどは倒壊しない厳しい基準で作られていると思うと、少しだけ安心できます。
そういえば博多駅前の陥没があった時、ビルを支えている杭が地中深くまで埋められているのがしっかり見えましたよね。
私は免震構造のマンション住まいなので、
自宅地域が震度6弱の想定通りならばそのまま自宅避難生活をしようと考えて準備しています。
もし、免震構造や制震構造のマンションやビルが倒壊する程の地震が起きたら、その時一帯は究極に壊滅的でしょうからそもそも生きているかも分かりませんね。
なのでマンションが崩れたらどうしようというような心配はしても意味がないかなと私は思っています。
自然災害ではいつも、生き残った後がまた大変です。
部屋の中で家具が転倒し、物ぐちゃぐちゃになって、食器が割れて危険な中、さらに余震があり…
これではいくら家に非常食やお水、非常用トイレの備蓄があって、ランタンなどの明かりがあってもそのまま自宅避難生活は出来ません。
今回の北海道胆振東部地震では、乾電池や非常食などのグッズが注目されていますが、防災対策は備蓄だけではなくて、家具の転倒防止や戸棚の扉のロックなどの対策もしっかりとしておきたいですね。