今回はストローにパッキングに引き続き、
久し振りの工作です。
避難生活が長引くと出てくる問題点はたくさんありますが
その1つが虫の大量発生について。
地域中に腐敗した食料などが散乱しているので
普段の生活では見かけないような虫も現れたりします。
その1つがハエ。
私は大嫌いです。(ハエさん、ごめんなさい)
避難生活で出た人間やペットの排泄物や腐敗した食べ物から…
これ以上は言葉にするのもチョットって感じで。
ハエにも色々種類はありますが
私が懸念しているのは1cmくらいのサイズのイエバエなど
多くの病気を媒介するタイプのハエ達。
我が家の周りにブンブン飛び回る事は許し難い。
被災後は、栄養不足やストレス、寝不足などから
免疫も低下しがちなので
感染症などの病気にも注意が必要です。
ということで、練習としてハエ用トラップを製作します。
用意するのは
・ペットボトル 500ml (飲み終わった非常用飲料水のペットボトルでOK)
・カッターナイフ
・キリ (又は、ドライバー&先の尖ったネジ)
・ワイヤー(太さは自分が加工しやすい物)
・ワイヤーを切断するためのニッパー
・ワイヤーを曲げるための丸いタイプのプライヤなど(あれば便利という程度)
・マスキングテープやビニールテープなどお好みで(なくても良し)
全て100円ショップで購入可能です。
⑴
ピンクの線のようにコの字型に
カッターナイフで切れ目を入れる
1度に切ろうとしないこと。
ペコペコの薄いペットボトルなら
傷を付けるように2回ほどなぞれば
カッターナイフの歯がスッと入るようになります。
切れ目を入れる場所は、ペットボトルの半分より上辺りかな。
下すぎない様に。
切れ目を入れたら
写真の様に外側に折り曲げてハエの入り口を作ります。
全部切り取らずコの字型にする事で
1度入ったハエが逃げにくくなります。
⑵
ペットボトルの蓋にキリで穴を開ける
だいたい真ん中辺りに穴を開ける。
意外とすんなり開きますよ。
キリがない場合は
写真の様に先が尖ったネジで穴を開けることも可能です。
⑶
針金を適当な長さに切断する
ニッパーを使ってワイヤーを切る。
ペットボトルに開けた穴に通るか確認すること。
⑷
ペットボトルの蓋の穴にワイヤーを通し
ワイヤーが抜けない様に
蓋の内側から出たワイヤーの先を5cmくらい使って
蓋の穴よりも大きいコブを作る
この時、先の細いペンチや丸型のプライヤがあると便利です。
なければ、鉛筆に巻きつけたりして形を作ってもOK。
絶対に抜けない様にしっかりと作ってください。
⑸
蓋の外側にもコブを作りワイヤーが動かない様にする
⑹
ハエ用トラップ液を作って
ペットボトルに入れ、ワイヤーのついたままの蓋を閉める。
※今回は練習用なのでトラップ液を入れていません。
トラップ用の液は
・砂糖 100g
・お酢 50cc
・料理酒 70cc
を混ぜたものを、ペットボトルに1cmほど入れます。
(液体分だけ複数のトラップを作る事が出来ますね)
液を入れる時に、ハエの入り口から漏れない様に注意。
この液体の臭いに誘われて
ハエがトラップに入るという事になります。
また、食べ残した魚の頭と
それが隠れるほどのお水を入れておいても効果的だそうですよ。
最後に
・台所用中性洗剤 小さじ1程度
を入れます。表面張力がなくなって
臭いにつられて入ったハエが溺れます。
⑺
液体が見えない様に
マスキングテープやビニールテープをぐるっと貼って隠す
※私は毛糸で目隠し様のカバーを編みました
これなら目隠しを使いまわせますよね
これは、私は大量のハエの死骸を見たくないので隠しますが
別に不要な方は貼る必要はありません。
使用後に中身を捨てる時は
非常用トイレを使っても良いのではないでしょうか。
あっ、私はもちろん旦那さんにお願いします(笑)
◎注意◎
このトラップは誘引するタイプなので
吊り下げる場所は
生活スペースからあまり近くない方が良いでしょう。
ベランダの掃き出し窓や玄関などの出入り口付近に設置すると
家の中にまでハエが入ってきてしまうかもしれません。
また、コバエなど小さいハエにはめんつゆや赤ワインなどを
水で2倍程度に薄めた液体が効果がある様です。
いずれも腐敗した臭いにつられてやってくるので
生活スペースから離れた場所の方が良いですよね。
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避難生活の虫対策 ハエ用トラップ作り
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