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Channel: 主婦による防災グッズ・非常食の備蓄 プチ・プレッパーの防災ブログ
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震災対策技術展 防災グッズ編

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前回の記事の続きです。
先月横浜で開催された震災対策技術展で
私が気になった防災グッズについてご紹介します。


皆さんは防災グッズを選ぶ時に
どんな基準で購入していますか⁇


多くの方が漠然と『なんか良さそう』と
手に取ることが多いのではないでしょうか。


今、私の場合は

・どんな状況下で使うか、その時本当に使う物か⁇
・普段どこに置いておくか、出しておくか収納しておくのか
・絶対必要⁇あった方が便利なもの⁇

などいくつか考えていますが
備蓄を始めた頃は、特に深くは考えていませんでした。


しかし、自宅避難生活をしたいと考え始めた時に
地震直後から自分がどういう行動を必要とされるのか
5分後、1時間後、6時間後、1日後、3日後、1週間後…
シミュレーションをしてみると
自分に必要な防災グッズが見えてきますね。





例えば、この商品。
薬品の入った小袋と温めたい食品を発泡スチロールの箱に入れ
指定の量の水を入れ蓋をすると、発熱しアツアツの食事が用意できるというもの。


この商品を見て、
うちにはカセットガスコンロがあるからお湯が沸かせるので
要らないわという方もいるでしょう。


でも、震災直後から何日かは大きめの余震が頻繁に続く中
本当にカセットガスコンロと鍋でお湯を沸かしますか⁇





私自身は、火傷が怖くて鍋でお湯を沸かすのを躊躇すると思います。
…となると、震災後最初のうちは常温の食事をする事が多くなるでしょう。


常温の食事で十分‼︎ 別に温かい食事にこだわらないという方には
こういう商品は不要の防災グッズです。


でも、私は暖かい食事も食べたいし、家族にも食べさせてあげたいのです。
だからこのような商品は『震災後数日まで、あったら便利』なグッズとして
数回分を用意したいなと思います。


と言いますか、すでに個別のタイプの商品は備蓄済みです。
カセットガスコンロももちろん持っていて、
余震の頻度や揺れの大きさの状況の変化をみて、
ある程度安全に使えると判断をしてから使いたいと思っています。





次に、ご紹介するのは非常用トイレ。


排泄物を処理できるお庭がある方、広い土地をお持ちの方
普段から畑の肥料にしているので処理の仕方が分かるいう方などには
不要とも言える商品ですが
ほとんどの方には必要となるのが非常用トイレです。


避難所のトイレを利用するから大丈夫、と考えている方いませんか⁇
避難所だって下水が流れませんよ。


仮設トイレが建つでしょうが、それはいつでしょう。
少し考えれば分かる事ですが、人が建てるわけで
震災と同時に自動的に建つものではありません。
建てられるまで待てますか⁇


もし、自分で非常用トイレを持っていれば
必要になったらすぐに自分で用意出来ますよね。


また、仮設トイレが建っても
汲み取りは誰がどのくらいの頻度でするのでしょう⁇
自分たちで掃除をする事になるでしょう。


他人の排泄物が重なって山のようになるのは目に見えています。
利用だけして掃除はしない…なんてきっと無理でしょうね。


だから私はそもそも利用しない方を選びたいです。
そのためにトイレ関係は備蓄を十分にし、清潔に生活したいと思っています。
自宅避難生活シミュレーション トイレ編はコチラ


ちょっと熱く語ってしまいましたが
この商品の良い点は、非常にコンパクトにまとまっているという事。


私が防災グッズを買う時に重視している点の1つが
省スペースで保管できるかどうかです。


いくら防災対策にチカラを入れても
普段の生活が不便になってしまっては、私の目指すところではありません。


非常用トイレは、被災後なるべく早く設置する予定ですので
かなり優先順位の高いグッズですが、
普段はなるべく邪魔にならないように収納して置きたいです。





さて、防災グッズで普段の置き場所に困る物の代表がヘルメットですよね。
私もその1人です。
備蓄が趣味だからと言って、部屋の中に備蓄品を飾ってあるわけではありません。
普段の生活は、普通の方たちとなんら変わりありませんよ。
むしろ隠してあります。(一応、ちょっとしたプレッパーですからね)


自宅避難生活をする私は、家の中にいる間は正直必要ないのですが
(自分の背より高い家具がほぼ無い)
もし昼間に被災したら、お幼稚まで徒歩で娘を迎えに行くし
救援物資が配給されるようになったら受け取りに外出したりと
その道中は危険がいっぱいです。


なので、ヘルメットは命を守るグッズとして
震災直後からしばらく必要になるグッズですが
嵩張るし、見た目は良く無いし…





しかし、この商品はなんとA4サイズで収納できちゃいます‼︎


蛇腹型になっていて、このまま被るとヘルメット型になるんです。
強度はもちろん基準を満たしていますので安心です。


箱に入っていて、立てて収納も出来るので
最小限のスペースで収納出来る嬉しいヘルメットですね。
私も次に買い換える時にぜひ欲しいと思える商品でした。





面白いグッズとしては、こちらのLEDライト。
途中でオンオフは出来ず光りっぱなしの使い捨て型のライトです。
少量の水にチョンッと漬ける事で、そのまま3日間点灯し続けます。
その後同様に1日1回水(泥水でも可能)に漬ければ、7日間点灯し続けるそうです。


ライターのZippo程度のサイズにもかかわらず明るさは十分にあります。
しかし懐中電灯の様に使うには勝手が良いですが
ランタンにするにはちょっと違うかな。
(私的にはココ重要。直線的な照明は沢山いらないです)


このライトは私の目指す自宅避難生活では必要のないグッズですが
普段家にいない方は、
カバンの中や会社のデスクの中にあると役立ちそうです。
もちろん、水やジュースなどの液体も一緒に持っていたいですね。





私は、効果効率が高い物ほど欲しいバロメーターが上がります。
そういう意味で、欲しいなぁと思ったのがこの商品。


ナノテクノロジーにより微細化された
大豆生まれの洗浄剤を使用したウエットティッシュです。


ブースの方がデモで見せてくれたのですが、
肌に油性マジックで書いても
このシートでサッと拭くだけで綺麗に落とせていました。
もちろんお化粧も落とせます。


ノンアルコールで、赤ちゃんにも使えるし
歯を磨くことも出来ちゃうほどの安全性。
デリケートゾーンも拭けます。


有名な某美容家さんも使用しているとの事でしたが
やっぱり他のウェットティッシュより結構割高ですね。


ですがうちの娘はだいぶ乾燥肌なので
体拭き用としてこの商品を備蓄してあげたいと思いました。
要検討です。


他にもこれは‼︎という商品がいくつかありましたが
あと1つだけご紹介します。





会場には災害アプリの紹介コーナーがあり
このアプリが今回私が欲しい防災グッズ(?)のナンバー1でした‼︎


そしてもうダウンロードしました‼︎
2月に出たばかりの最新の災害アプリ。
アプリ名は『ポケットシェルター』です。


大きな特徴はこの4つ。

・緊急地震速報・津波警報に連動し自動で避難地図表示

地震だ‼︎と思ってすぐは、私は手が震えちゃいそうで
スマホ操作して避難地図を出すなんて出来ないかもしれません。
なので、『自動で』というのが魅力的。

・ネット圏外でも地図参照、通った道に足あと表示

正直、初めての場所に平常心じゃない状態で速やかに到達するのは
私には不可能…。迷子になりそうです。
が、足あと表示されれば自分がどう歩いてるかが分かるので修正出来そうです。

・登録メールアドレスに安否情報を自動で送信

端末を持って一定距離を移動すると
登録したメールアドレスに、自動でメールを送信してくれます。

・業界最多‼︎ 18万件の震災時に役立つ施設を表示

耐震構造物と避難関連施設を表示します。





緊急地震速報、津波警報に連動して現在地の地図画面が表示されます。





避難をしたい施設の種類を選択すると





最寄りの避難場所とそこまでの距離などの情報がリストで表示されます。





目的地として選択すると…





ナビゲーションをスタート。


これなら、お出掛け先で被災した場合
アプリが無いよりも明らかに速やかに避難が出来ると思います。


小中学校などの場所だけでなく
津波や洪水に対する避難場所や、耐震構造物など
いくつかの切り口で避難場所のリストがあるというのは本当に便利だと思います。


説明をしてくれたスタッフさんによると
まだまだこれからバージョンアップしていくようなので
更新が楽しみです。


今回、震災技術展で数時間滞在しましたが
体験型ブースがいくつもあり、
キャンプやアウトドアのイベントと同じような感覚で楽しく見学させていただきました。
時間がもっとあれば、1つずつもっとじっくり見たいほど。


とはいえ、やはり企業向けな内容も多いです。
海外ならもっと気軽な感じのプレッパー向けイベントとかもあるのでしょうか。
家族で1日楽しめる大型防災イベント、いつか行きたいなぁ。














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