今回はロープワークをご紹介します。
5年前にロープの記事でご紹介したのですが今回は動画付きで。
過去記事 ロープ
まずはキング オブ ノットと呼ばれる『もやい結び』を結ぶ様子と解く様子を続けてご覧下さい。
ちょっと緊張しちゃいましたが、ちゃんと結べましたし、直ぐに解くことも出来ました。
このロープは耐過重900kgのもの。だいぶ硬いロープですので結び目は見やすいかなと思いますがどうでしょう。
次に結び方をゆっくりと。
このもやい結びは船舶で使用したりする結び方で、1度結ぶと引っ張ってもまず解けません。
そしてこれも重要なポイントですが、早く結べます。そして解きたい時には直ぐ解けます。
木や手すりなどに結ぶことが出来るのはもちろんですが、人と人を繋いだりも出来るんですよね。
子供と一緒に避難する場面で、手を繋いだだけでは離れてしまうかも知れない時、1本のロープで自分と子供にそれぞれの端をパッと結べると良いですよね。
例えば子供が自力で登れないような高いところには、自分が先に上がって引っぱり上げることで登るのを手伝うなんてことも出来ます。
大雨、洪水、津波などで避難する時に役立つかもしれませんね。
そんな切羽詰まった避難の仕方は好ましくはありませんが、いざという時は素早く結べば役に立つ事もあるでしょう。
命を預ける場合は結び目の端を少し長めにとって、万が一にも備えて固結びしておくと更に安心度アップです。
ペットのリード代わりにパラコードを結ぶ時にも使えますね。
動画内で私が着けているブレスレットがパラコードで編んだものです。
ブレスレットを身につけていてもロープワークが使えなければ、宝の持ち腐れです。
過去記事 パラコードのブレスレット作り
要は引っ張っても解けない輪っかだけれど、解きたいと思えば解ける輪っか。
この結び方は、災害時に様々な使い方が出来る結び方ではないかなと思います。