前回のもやい結びに続き、避難時や避難所生活などで活躍するロープワーク『バタフライノット』をご紹介します。
この結び方はロープの中間に輪を作り、ロープを引っ張っても解けないのでとても使い勝手が良く、覚えておくと便利です。
サバイバル系ドラマの、ウォーキングデッドでサシャがロジータと2人で敵地に乗り込む前に教わっていたあの結び方です。
下側に小さな輪を作ります。
左右に伸びたロープを引くと結び目が綺麗になります。
裏返すと結び目はこんな感じです。
このように小さな輪をロープの中間にいくつも作ると、洗濯物干しロープになります。
ハンガーをかける時に真っ直ぐに張ったロープに直接掛けると、ロープがたわんで洗濯物同士がくっついてしまい、乾きづらいですから、バタフライノットを活用すると良いですね。
また、この結び方は頑丈なのでランタンを吊るしたりも出来ます。
さらには、縄ばしごを作ることも出来ちゃいます。
バタフライノットの大きさは20〜30cmくらいかな。そこは大体で大丈夫。
足を掛ける部分になるので、小さ過ぎるとはしごになりません。
また、バタフライノットの大きさもなるべく揃えるようにします。
残りのロープ半分を使ってはしごにしていきます。
ロープが残っている側のバタフライノットから仕上げていきますよ。
まずは、バタフライノットの輪にロープの端を写真の様に輪の上からくぐらせます。
ギュッと引いたら1段が完成。
これを隣のバタフライノットへと繰り返し結んでいきます。
これは10mのロープで作りました。
伸びないタイプのロープが良いです。
縄ばしごの先は、前回のもやい結びを使ってどこかに固定するのも良いですね。
ただ、壁際に設置されていない縄ばしごって身体が反り返ってしまうので使うのが簡単ではありません。
先に力のある人が降りて、縄を支えて補助してあげるか、縄ばしごの下部分に更にロープを足して何かで固定した方が良いかなと思います。
縄ばしごでの避難を考えている人は、1度どこかで練習しておくといいかもしれません。
人によっては降りられないかもしれませんから。
練習の際は、安全対策をしっかりして怪我や落下にくれぐれもご注意下さいね!
秘密基地の2階にラップの芯とパラコードで縄ばしごを作ってあげました(バタフライノットではありません)が、1歳さんは1段も登れません(笑)
縄ばしごはグラグラして難しいのよねー。
この場合2階は5歳さんのパーソナルスペースなので、1歳さんが侵入出来ないこの縄ばしごはベストなのですけれど…
1歳さん、ごめんねー。
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