なので、これから備えようという方も、既に備えている方も、それぞれご意見あるかと思いますが、あくまで私の考えとして読んでいただけますと幸いです。
●備蓄品を買う時に考えていること
我が家は正直言って、裕福な方ではありませんから、常に最安値とか費用対効果を気にしちゃいます。
無駄が嫌いなんですよね。
そんな私なので、まず第1に非常食の賞味期限ギリギリまで備蓄をするのが前提です。
非常食として販売されている商品は大抵、3〜5年保存。(超高額商品だと25年保存とかありますがそれは置いておいて)
さてここで問題となるのが、その賞味期限が切れる5年後の家族の状況。
例えば、我が家は
夫婦2人(アラフォー)
5歳さん
1歳さん
と愛犬の13歳のヨーキー です。
もし今日、5年保存の非常食を購入して、仮に4年後に被災したならば、夫婦の年齢による変化は小さいですが、子供は大きく変わると思います。(もちろんヨーキーも)
5歳さんは、小学4年生。
1歳さんは、幼稚園の年長。
そうなんです、食べる量が変わるんです‼︎
現在中学生以上なら、大きな変化はないかも知れませんが、小学生以下だときっと変わるでしょう。
なので、非常食の賞味期限や防災グッズの保存可能期限が長い商品を買う時は、その期限が切れる頃の家族の様子を想像するようにしています。
防災グッズで長期間の保管期限があるものの代表的な商品は、非常用トイレ。我が家に備蓄しているものは、10年もあります。
現在オムツの1歳さんも数年後には確実にトイレが必要になります。なので頭数に入れて備蓄をしています。
私のように好きで備蓄されている方はこまめにチェックして、その都度の家族の状況で備蓄量を調整したりするでしょうが、多くの方は買ったら、どこかにしまいっぱなしではありませんか⁇
買ったから、もう安心‼︎ と思っても、その後家族が増えたり、健康状態に変化があったりすれば当然被災時に必要となる物の種類や量が変わります。
考えられる範囲で数年後を想像して備蓄品を揃えるようにするのがポイントという事です。
●どこにしまっておくか
我が家の事情ですけれど、狭いんですよ。
ホント大きな庭付き一戸建てのお宅が羨ましい。
でも、狭いからって備蓄を諦める必要はないんです。
実際に避難生活をしたり、シミュレーションをしてみると分かりますが生活していくうえで必要なものって結構限られているんですよね。
家にあるもの殆どが、娯楽というか、飾りというか、無くすと寂しいかもしれないけれど必要かと言われるとそうでもないものが大半。
それらと少しサヨナラすれば、1週間分の食料なら余裕で入ります。
例えば、ソファの座面下やベッド下など。
これは我が家のソファの座面収納の中。
ね、結構入ります。
ソファやベッドは人が乗る家具なので、頑丈に作られているのもポイント。
ソファ周りに大きな家具を置いていないので、いざという時埋もれて開けられないという事態には絶対なりません。
もし大きな書棚などがあるなら、そこだけ転倒防止器具を付けるだけでも、避難生活のスタート時に大きく違うと思います。
我が家は備蓄量が多いのでカセットボンベ(60本)や飲料水(420ℓ)を一緒に入れられませんが、まとめて入れておくと便利なのは間違いありません。
それでも家自体の耐震性に不安があって、室内に備蓄しても埋もれちゃうから意味ないし‼︎とか思っている方いませんか?
戸建てなら、玄関の外にだって備蓄出来ますよ。
発泡スチロールなど箱の中の温度変化が少ない素材の入れ物に入れて、ダクトテープのような耐水性のあるテープで封をして置いておく。
大きな倉庫がお庭に無くても、1日分ずつ何箱かに分けて敷地内に置いておけば、後で取りに戻ることだって出来ます。
それに、発泡スチロールの箱がお庭においてあっても、まさか非常食が入ってると思う人も少ないので、被災後直ぐ誰かに持っていかれる心配もありません。
白い発泡スチロールなら園芸用品かなーくらいにしか思わない可能性も大。
この辺はプレッパーらしい考え方ですよね(笑)
津波地域にお住まいで取りに戻れないと言うなら、内陸の貸し倉庫(名古屋でも1ヶ月3000円とか比較的安い倉庫もある)を利用するのも手。地域によってはもっと安かったり高かったり様々です。
仮に3000円なら保険と思えば安いと思うんですよね。価値観の問題ですけれど。
スマホ代を減らすとか、日々のお菓子や外飲みコーヒーを少し控えるとかやりようはあるかなと思います。
またなんとか歩ける距離に、親類がいるなら、お願いして置かせてもらうのも良いですよね。
貸し倉庫の話は以前に書いたので気になる方は過去記事を是非ご覧下さい。
要は、『備蓄は家にするもの』という概念を捨てても良いという事。
ただし外に備蓄するなら、きちんと日付を決めて半年に一回は状態をチェックした方が安心です。
日本では丁度半年毎に、メディアで防災を特集してくれますよね。
9月1日の防災の日と、3月11日。
これならチェックを忘れることはまずありませんね。
そして、半年毎にチェックするなら割高な長期保存食を備蓄する必要もありません。
私的に一押しなのは、カロリー重視タイプのゼリー飲料。
バランスが考えられた栄養と水分を同時に摂取出来るので省スペース保管できますし、手が汚れていても問題なし‼︎
食べ終わった後、蓋をすればゴミが臭わない‼︎なかなか優秀だと思いませんか⁇
気ままに入れてみましたが結構入りますね。究極にミニマルな備蓄をするならもっと小さくても良いかも。
こんなサイズの発泡スチロール箱でも最低限の物が入りますね。
我ながらナイスなアイディアかな(笑)
ちなみにこの発泡スチロールは元々浜松餃子が入っていましたー。先日お土産に貰ったもの。冷凍庫にもそのまま入る程のお手軽サイズです。
※飲料水については、こだわりのある方も多いと思いますので、ここでは細かく書きませんが私はコストコのお水をローリングストックしています。詳細は過去記事を見ていただけると嬉しいです。
そして、次もかなり重要ポイント。
●懐中電灯、ランタンなどの収納場所
阪神淡路大震災も、今回の北海道の地震も真っ暗な時間帯に発災しました。
普段から枕元に置いている意識の高い方は、直ぐに明かりを照らすことが出来たでしょうけれど、出番の少ない懐中電灯は箱の中にしまい込まれがち。
最近はお家の中の見えるところには物を置かない主義のオシャレな方も多いですしね。
その結果、使いたい時に使えず、また見つけられず、泣く泣く長蛇の列に並んで買い求めた方もいるのではないでしょうか。
では、我が家ではどうしているか。
答え→出しっ放し
そして、場所を決めてして出しています。
我が家ももう5年は同じ場所に出してあります。
では、我が家の場合はどこにあるのか。
答え→玄関のドア、リビング、押入れの秘密基地
秘密基地だけはまだ新しく作った場所なので5年経っていませんが。
秘密基地とは、押入れの収納の中身を少しずつ処分したり移動させて空間を開けた子供の遊び場 兼 避難場所。
我が家では、地震が来たら机の下…ではなく押入れの中と教えています。
固定されていないテーブルはスライドする可能性があるけれど、押入れは移動しません。上からの力にも強いし、柱で囲まれていて、物が降ってくることもない。もちろん窓もないですしね。
我が家にとっては完璧な避難場所。
秘密基地の詳細は過去記事をご覧ください。
話を戻します。
まず玄関のドア。
マグネットで付くライトを貼ってあります。この方法はどなたにもおススメ。
外出先で被災し、家の様子を見に戻って来た場合でも、玄関扉に貼ってあれば直ぐに使えます。
マグネットで着いているので、揺れてもまず落ちないと思います。
丸い方は人感センサー付きなので自動点灯も設定出来ます。
青い方はエディオンで貰ったもの。写真のために上の方に貼り直しましたが、普段は5歳さんも届くようにしてあります。
次に、リビング。
こんな感じで、キッチン横にぶら下げてあります。
ソファの下にオモチャが転がってしまった時などは、子供が自分で持って行って照らして探しています。
最近、言葉を少しずつ覚え始めた1歳さんに、ランタン持って来てーとお願いすると嬉しそうに『たんたん‼︎ たんたん‼︎』と言いながら持って来てくれます(笑)
それぐらい身近な存在という事。
ランタン周りは物を減らし、埋もれないようにしてあるので、まず探せないということにはならないでしょう。
四角いので、コロコロ転がっていくことも無さそうですよね。
そして、リビングに出して置く際のポイントは壁際。
暗闇でも探しやすい。
ライトの収納というか置き場所は、暗闇でも探しやすいというのがポイントなのです。
よって、たくさん物が入った収納の中で、更に箱に入れてあって…とかナンセンスだなと思います。
我が家のライトは実用性重視なので、無骨なデザインですが、今はオシャレな見た目の物もありますよね!
しっかり固定された飾り棚に、耐震ジェルを底につけて転倒防止したオシャレランタンを置くのもありだと思いますよ。
さらに乾電池についてですが、我が家は直ぐ出せる位置に備蓄してあり、地震でも散らばらないようにしていますが、たくさん電池を備蓄していない方なら、懐中電灯に直接マスキングテープなどで貼り付けておくのも良いと思います。
普段からライトを使わないのなら、ホコリ避けに紙で電池を包んでから貼れば、ライト内に電池を入れっぱなしにして液漏れして故障してしまう心配も要りません。
今即席で作ったので美しくはありませんが、お上手な方なら自然に馴染むように出来るのではないかな。
備蓄というのは、それぞれの家庭に合った分量や方法があります。
ただ何でもいいから備蓄するのではなく、何をどのようにどこへ備蓄するかが重要です。
備蓄は少なからずお金もかかります。
必要な時にその役割を果たせるようにする知識も一緒に備蓄(?)すると良いですね。